今、世界で最も輝く教育コンテンツ映像を選出する「NHK日本賞」受賞3作品が無料で観られる!

Date : 2019/10/16

Shere :

今年で14回目を迎える「札幌国際短編映画祭」。この関連企画として、NHKが1965年に設立した教育コンテンツのみを対象とした国際コンクールの受賞作の上映会を開催します。毎年、メディアの力を信じ、教育の可能性を広げる優れた作品を表彰してきた45作品の中から、3作品をピックアップ。
時代や社会とともに、人間のライフサイクルが大きく変化していく中、「教育」や「学び」の形も進歩しています。そんな変化を敏感にとらえ、世界の教育コンテンツの質の向上、そして国際理解の促進に貢献することを使命として取り組まれている「日本賞」の作品、ぜひご覧ください。

また、今年は11月1日(金)~8日(金)に、東京・渋谷のNHK放送センターで第46回日本賞を決定する審査が開催予定です。
日本賞についてはこちらをご覧ください

NHK「日本賞」特集 ※無料催事

日時:10月19日(土)15:00~16:30
会場:イベントスペースEDiT(札幌市中央区南2条西6丁目13-1 南2西6ビル)
《参加するには映画祭への申し込みが必要です》
 お申込みはこちらから

プログラム

NHK日本賞2018から以下の受賞作品を上映します。

■上映作品紹介

●はじめてのドキュメンタリー ジュリアとソフィー 水泳教室に行く(KRO-NCRV オランダ)
□コンテンツ部門最優秀賞 幼児向けカテゴリー最優秀賞(総務大臣賞)

聴覚障害のある双子の姉妹が水泳教室に通う様子を描いた、幼児向けの短編ドキュメンタリー。子ども自身による語りと、子どもの目線に立ったカメラワークで、子どもたちが感じている世界をいきいきと描き出す。主人公の姉妹が補聴器を外し、水に潜ると、周囲の音が消え、もう一つの世界が幕を開ける。視線とジェスチャーで会話をしながら、自由自在にプールを泳ぎ回るジュエリアとソフィー。目で見て、肌で感じる水中の世界を、視聴者も一緒に体感できる作りとなっている。
 
●マイ・ライフ ビデオブログが私の人生(ブレイクウェイ・ノース イギリス)
□第45回グランプリ日本賞
□児童向けカテゴリー最優秀賞(文部科学大臣賞)

世界中に10万人を超えるフォロワーを持つ12歳のビデオブロガー、ニッキー・リリーの日常を追った、若者向けドキュメンタリー。AVM(動静脈奇形)という顔の変形をともなう難病を患いながらも、外見にとらわれず、明るく前向きなメッセージを発信し続ける少女の姿を描く。
ロンドン在住のニッキーが、血管の病気AVMと診断されたのは6歳のとき。激しい頭痛や出血に加え、顔の片側が大きく腫れ、ニッキーは自分の外見に悩むようなる。そんな中、勇気をふりしぼってネットに投稿したビデオが話題となり、自信を得た彼女は菓子作りの腕を生かしてテレビに出演するなど、自分の世界を大きく広げていく。番組では、ニッキーの私生活に密着するほか、ビデオブログを公開する際の注意点や、SNSで嫌がらせを受けた場合の対処法なども紹介。ユーチューブ世代の視聴者の疑問に答えると同時に、外見や人間関係に悩む十代の若者たちを勇気づける内容となっている。


 
●#タグづけされた世界(VERTOV、KRO-NCRV、オランダ公共放送(NPO) オランダ)
□青少年向けカテゴリー最優秀賞(外務大臣賞)

ソーシャルメディアに依存する若者の実態と、SNSに潜む危険を、斬新な映像で描いたドラマ。主人公が操るスマホ画面の中で、すべての物語が展開する。
主人公のエリーズはスマホを片時も手放すことができない14歳の少女。友人宅のパーティーに参加した翌朝、エリーズのスマホに友人たちから次々とメッセージが届く。SNSを開くと、そこには意識を失った状態の自分の姿がアップされていた。友人たちにタグづけされた画像は瞬く間に拡散し、とり返しのつかない事態へと進展していく。ソーシャルメディアとのつきあい方について、十代の若者が自ら考え、友人や大人たちと話し始めることをねらった作品。

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