カーリングで勝利するには強いフィジカルとメンタル、加えて高度な戦略が必要です。試合では監督やコーチのアドバイスを参考にしながら、氷上の選手4人が話し合って戦略を組み立てます。ここに一石を投じたのが、AI(人工知能)です。AIは過去の試合データを基にストーンのベストな軌跡を導き、選手は会場の熱気やスウィープ(ブラシで掃く動作のこと)で刻々と変わる氷面を読み取っていく。そうやって両者が協力することで試合に勝利する、そんな未来がすぐそこまで来ています。今回のサイエンス・カフェ札幌では、カーリングAI「じりつくん」開発者の山本雅人さんと、冬季オリンピック三大会にカーリング選手として出場した小笠原歩さんと一緒に、カーリングの戦略からAIと人間の関係性について考えます。
開催概要
日時 | 2019年2月11日(月・祝) 14:30~16:00(開場 14:00) |
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会場 | 紀伊國屋書店札幌本店 1F インナーガーデン (〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西5-7 sapporo55) |
参加費 | 無料(申し込み不要・暖かい服装でお越しください。) |
定員 | 80名 |
主催 | 北海道大学 CoSTEP |
特別協力 | No Maps実行委員会 |
ゲスト
山本 雅人
北海道札幌市生まれ。北海道大学 大学院情報科学研究科 教授。自律系工学研究室。カーリングを科学する目的で、カーリングAIを開発。そのきっかけは交互にプレイするその特徴から、AI技術の応用が可能と気付いたこと。実際の競技は4年前からはじめ、その魅力に取り憑かれている。ニューラルネットワークを使ったAI技術の成功例の一つ、バックギャモンの歴代日本チャンピオンでもある。
小笠原 歩
北海道北見市生まれ。中学入学と同時に友達に誘われカーリングを始め2002年ソルトレイク五輪8位。その後、青森へ拠点を移し「チーム青森」を結成、2006年トリノ五輪7位。北海道に戻り休養。2011年現役復帰をし、「北海道銀行フォルティウス」を結成、2014年ソチ五輪5位。同五輪日本選手団旗手。2018年チームを離れ、今後はジュニア強化に携わる。札幌市内在住。小学校3年の息子がいる。
【聞き手】 村井 貴(北海道大学 CoSTEP 特任助教)
その他
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