データサイエンスでヒトはもっと楽しく生きていく!?– NoMaps2019ビジネスカンファレンスレポート byキタゴエ

Date : 2020/02/13

Shere :

札幌のIT業界を紹介するメディア「キタゴエ」にて、
NoMaps2019カンファレンスレポートがアップされています。


2019年10月16日から20日までの5日間にわたり札幌市内で開催されたクリエイティブコンベンション、NoMaps2019。
東京の株式会社データフォーシーズによる「北海道におけるデータサイエンスのミライ」を取材してきました。

取材・構成 : 木村綾、撮影:赤沼俊幸 取材日 : 2019年10月16日(水)

改めて、データサイエンスって何?

そもそも、サイエンス・テクノロジー・エンジニアリングの機能と関係性を図示すると、下記の図のようになります。テクノロジーやエンジニアリングは人が何かを作り出す行為であることに対し、サイエンスは、自然を理解することです。

科学/テクノロジー/エンジニアリングの関係 北海道大学 イノベーション・マネジメント論講座より

データサイエンスとは、存在するデータ用いて、有益な知見を引き出そうとするアプローチのことです。

日本はこれまで、テクノロジーやエンジニアリング領域を強みとしてきましたが、これからはデータの整備やアーキテクチャ、分析がなければ、イノベーティブな新ビジネスを創造することができません。データ・サイエンスを担う人材は、地方都市だけでなく、グローバルでニーズの高い人材といえます。

データフォーシーズはどんな会社?

今回登壇した、和田陽一郎さんは東京の株式会社データフォーシーズの執行役員です。データフォーシーズのメイン事業は、データ分析を用いてビジネス上の知見や戦略を企業に提供することです。今日のように、データサイエンスが注目を集める前から、10年以上にわたりデータサイエンス・コンサルティングの知見をため、データサイエンティスト人材の育成ノウハウを形成してきました。

メインスピーカーの和田さんご自身もデータサイエンティストであり、同社のデータ・サイエンティスト養成事業の代表も務めています。昨年は札幌にもデータ・サイエンス・アカデミーを開講し、人材を育成しています。北海道大学の客員教授にも任命され、学生を指導するほか、ローカルの産学連携プロジェクトも企画推進中とのこと。ここからは、当日の基調講演内容を抜粋して参ります。