伝えるってなに? 〜表現、ビジネスで地域や暮らしを伝えていく〜
近年、ビジネスやアートの領域が広がり、多数派に向けた従来の取り組みだけではなく、多様な領域を横断するアクションが生まれてきました。
このNomapsにおいてもさまざまな地域や当事者との取り組みが開催されています。
その中に深く入り込んでアウトプットしていくときに、どのような困難があって、どのようにバランスを取って行っていくのか。
そのプロセスは、ビジネスもアートもまちづくりも、表現形式が違うだけでとても似ているのではないだろうか。
様々なクリティカルなことに触れながら、複雑で曖昧な現状を受け止めながらそうしたことにどう向き合うか、何を選んでどのように伝えていくか。
北海道教育大岩見沢校による”お魚PONPONプロジェクト”担当教官の閔先生、そのきっかけとなったドキュメンタリー映画『浦安魚市場のこと』を監督した北海道出身の歌川達人監督、地域の記録を継承する8mmフィルム記録映画プロジェクトやFanfare あびら起業家カレッジなどを手掛ける小町谷氏とトークセッションを行います。
会場では、教育大生による”お魚PONPONプロジェクト”の初期段階発表展示や、『浦安魚市場のこと』の関連映像や写真集などの展示も行います。
こんな人におすすめ
・地域やテーマに入り込んで、そこからアートや表現、ビジネスを生み出すことに関心のある方
・想いを伝える、表現する、ということに関心のある方
・ビジネスとデザイン、アートの融合や、北海道外での取り組みに関心のある方
・お魚を食べられることは私たちにとって当たり前になっているけれど、その文化の将来はどうなっていくんだろう、ということを知りたい方
・産学連携でのプロジェクトや、学生の探究授業に関心のある方
・映画制作やドキュメンタリーに関心のある方
参加申し込み
参加無料。下記、Peatixよりお申し込みください。
https://nomaps-imadokyu01.peatix.com/
※当日配信とアーカイブ視聴も行います。ご希望の方はチケットよりお申し込みください。
作品紹介
北海道出身の歌川達人監督による『浦安魚市場のこと』。 地域に愛されながらも閉鎖が決定した、浦安魚市場に関わる魚屋さんや市民の方々などの声を通じて、「無くなってからでは遅い」、街を支える営みや文化を伝えるドキュメンタリー映画です。(映画本編の上映は11/24(日)を予定しています。)
ゲストプロフィール
歌川 達人
映像作家・アーティスト。大学卒業後、フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。中編「カンボジアの染織物」がカンボジア、スペイン、ブラジル、ギリシャなどの映画祭で、短編「時と場の彫刻」がロッテルダム国際映画祭2020、Japan Cuts 2020で上映される。2023年に最新作『浦安魚市場のこと』が全国の劇場で公開。2021年よりトヨタ財団研究助成に採択され、映画業界の状況を調査し課題解決を目指す活動を行う。Japanese Film Project 代表理事。兵庫県豊岡市で地域と連携し「豊岡映画センター」の一員としても活動している。
小町谷 健彦
株式会社fuchi 代表取締役 / 一般社団法人Ezofrogs 理事 / 一般社団法人さーもんず理事/Fanfare あびら起業家カレッジ プログラムディレクター
1985 年生まれ、札幌出身。東京大学中退後、自主映画制作を経て(株)ビーワイルド入社。その後フリーランスにてテレビ番組やPV制作を行なった後、(株)シグロ入社。劇映画製作やドキュメンタリー映画製作に携わる。障害者の取材や映画のバリアフリー化運動に従事したことをきっかけに、“伝える”から“共に変える” を目指して事業化支援に着手。2019 年より北海道にUターン、株式会社fuchiを設立。
ドキュメンタリーを中心に国際映画製作や、8mmフィルムを用いてまちの記憶を継承する地域映画製作、『神山まるごと高専ができるまでの600日間(仮題)』などをプロデュース中。安平町では地域での起業支援を行っており、”さーもんず”として北海道移住ドラフト会議の運営にも携わる。
お魚PONPONプロジェクトとは
お魚PONPONプロジェクトは、魚食文化のこれからについて、市民の皆さんと一緒に考えていくためのプロジェクトです。 ドキュメンタリー映画や学生発表、トークセッション、体験型コンテンツなどを通じて、私たちが当たり前だと思っているお魚を食べる暮らしについてや、馴染みが薄いかもしれない魚市場について考えるきっかけを作りたいと願っています。
いま皆さんと一緒に観たい、分かち合いたいドキュメンタリー映画を上映し、そのテーマについて体感する場を作っていく”いまドキュ”と、北海道教育大学岩見沢校が行っているリサーチプロジェクトPONPONプロジェクト、「魚のいる未来を選ぶ」一般社団法人DO FOR FISH が連携して行っています。
北海道出身の歌川達人監督による『浦安魚市場のこと』。 地域に愛されながらも閉鎖が決定した、浦安魚市場に関わる魚屋さんや市民の方々などの声を通じて、「無くなってからでは遅い」、街を支える営みや文化を伝えるドキュメンタリー映画です。
本展覧会では、 映画と同時に制作された写真集や関連映像の展示を行います。
Nomaps期間中には、監督にもお越しいただき、学生発表についての公開フィードバックや、リサーチプログラム、地域に入り込んでその思いをアウトプットするためのトークセッションを行います。(Nomaps期間中は映画本編の上映は行いません。本編上映は11/24(日)を予定しています。)
教育大岩見沢校の学生の皆さんは、Nomaps会期中にプロジェクトの途中経過発表として、彼らが感じる疑問や投げかける視点などについてのパネル展示による発表を行います。
展示詳細はこちら→https://nomaps-osakanaponpon01.peatix.com
運営
主催:北海道教育大学岩見沢校「地域プロジェクトⅡ」
指導教員:大西洋・酒井秀治・閔鎭京
協力:いまドキュ、一般社団法人DO FOR FISH、歌川達人、株式会社fuch
お問い合わせ
min.jinkyung@i.hokkyodai.ac.jp (閔鎭京. 北海道教育大学岩見沢校芸術・スポーツビジネス専攻准教授)
開催期間 | 2024年9月14日(土) 14:30~15:30 |
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場所 | 北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設 HUG(札幌市中央区北1条東2丁目4−4 札幌軟石蔵) |
参加方法 | 参加無料(事前にPeatixでお申し込みください) |
関連プログラム