特別講座「生化学ってどんな世界?」×最先端理系研究者が考える、いまの高等教育に必要なこと

生化学の世界とは、どんな問いを立て、どんな視点で物事を捉えるのか──大阪国際がんセンター研究所・所長の東山繁樹先生による特別講座の前半では、生命現象の謎に挑む最先端研究の面白さや、「研究する」という営みの本質を高校生にもわかりやすく紹介します。

後半では、理系研究者の立場から、いまの高校教育や探究活動に必要な視点について考察します。科学的な問いをどう育て、探究にどうつなげるか。研究と探究の間にある共通点やズレ、そして教育が持つ“問いの可能性”について、未来の学びを考える時間とします。

開催期間 2025年9月13日(土) 15:00~16:30
場所 札幌市民交流プラザ1階SCARTSコート
参加方法 要チケット・パスポート

ゲスト

  • 東山 繁樹
    東山 繁樹
    • 大阪国際がんセンター 研究所 腫瘍増殖制御学部

    1959年、三重県生まれ(66歳)。信州大学農学部を卒業後、進路を医学研究に変え、名古屋市立大学大学院医学研究科修了(医学博士) 。大学院修了後、日本学術振興会特別研究員として大阪大学医学部で1年間のポスドク(博士取得後の研究員)を経て渡米。ハーバード大学医学部小児病院の Judah Folkman 博士のもとで、細胞増殖因子の研究に従事。2002 年に愛媛大学医学部教授。この3月で定年退職。 現在、大阪国際がんセンター研究所・所長。 生化学、分子生物学、細胞生物学を専門領域として細胞増殖因子を中心に、細胞増殖性疾患(血管新生、がん、動脈硬化、表皮乾癬など)の研究に従事。中学生、高校生向けのサイエンス講座も多数担当。

モデレーター

  • 阿曽沼 陽登
    阿曽沼 陽登
    • 株式会社コエルワ 代表取締役

    京都府生まれ、岡山県倉敷市出身。 北海道浜中町の牧場にて酪農業、東日本被災地での教育NPOカタリバでの活動を経て24歳で慶應大学入学。大学2年時にまちの飲食店を利用した中高生向け学び場の運営を始める。 大学卒業後、教育事業と並行して民間企業の経営企画(事業規模1000億規模)業務などに従事、2020年から(株)あしたの寺子屋にて複数の事業の責任者を担う。 2023年株式会社ヒナタヤ創業 2024年株式会社会社コエルワ代表取締役CEO就任 -2019年世界経済フォーラムより、U33の世界組織 Global Shapers選出(Tokyo Hub) -ルールメイキングコーディネーター -LEGO®SERIOUS PLAY認定ファシリテーター

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