音楽、映画、アート、謎解き…
秋の芸術の森で開催する、世界一静かなフェスティバルの開催が決定!
“世界一静かなフェスティバル”というこのイベントの最大の特徴は、映画や音楽の音をスピーカーではなくFM電波を利用して携帯ラジオのイヤホンから聴くこと。耳に直接届く音と作品を楽しむスタイルで、静かな森を巡る来場者同士の姿が演出のひとつに見えるほど不思議で特別な空間になります。静かな森の中には、映像や光の演出が散りばめられ幻想的な雰囲気に。
2022年は「五感を研ぎ澄ます」をテーマに開催!
音楽、映画、アート、謎解きなど、さまざまなエンタメに出会えます。
秋の夜の特別な時間をぜひお楽しみください。
開催概要
開催日時 | 2022年9月24日(土) 15:00 Open/Start (21:30 Close) |
場所 | 札幌芸術の森(札幌市南区芸術の森2丁目75番地) |
料金 | 前売 3,000円 / 当日 3,500円(FMラジオ付き) ※中学生以下無料(ポータブルFMラジオ・イヤホンはご持参ください) |
申込 | Peatix ローソンチケット Lコード:11478 /チケットぴあ Pコード:648-824 |
主催:NoMaps実行委員会、あしたのしあたあ、公益財団法人札幌市芸術文化財団
後援:(公社)札幌聴覚障害者協会青年部、札幌市教育委員会
南区区制50周年
令和4年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
フェスをしっかり楽しむために、ぜひご準備ください
会場MAP
プログラム
映画
『コーダ あいのうた』
© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
聴こえない家族の「通訳」係だった少女の
知られざる歌声。
それは やがて家族の夢となる
アカデミー賞®の前哨戦ともいわれるサンダンス映画祭で、史上最多4冠に輝き、世界を沸かせた〈必見の1本〉。その日、この映画が上映されるや、各国のバイヤーが配給権に殺到。サンダンス映画祭史上最高額【約26億円】で落札されたことも大きなニュースになった。
主人公のルビーには、大ヒットTVシリーズ「ロック&キー」で一躍人気のエミリア・ジョーンズ。共演は『シング・ストリート 未来へのうた』の主役でも話題のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。ルビーの家族を演じるのは、オスカー女優のマーリー・マトリンを始め全員が実際に聞こえない俳優たち。そのキャスティングにこだわったのは、若き実力派監督シアン・ヘダー。
抱き合い支え合っていた家族が、それぞれの夢に向かって歩き始めることで、さらに心の絆を強くする──熱く美しい瞬間を共に生き、あなたの〈大好きな一本〉になる、爽快で胸熱な感動作。
監督・脚本:シアン・ヘダー
出演:エミリア・ジョーンズ「ロック&キー」、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ『シング・ストリート未来へのうた』、マーリー・マトリン『愛は静けさの中に』、トロイ・コッツァー
原題:CODA|2021年|アメリカ|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|112分|PG12
配給:ギャガ
公式サイト: https://gaga.ne.jp/coda/
『アイヌモシリ』※リは小文字
©AINU MOSIR LLC/Booster Project
記憶、時間、風土と結びー
ちかくてとおい、ぼくが住む町のお話
14歳の少年カントは、アイヌ民芸品店を営む母親のエミと北海道の阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らしていた。北海道各地で定期的に開かれるアイヌの行事や、地元の踊りの練習に通い、自然にアイヌ文化に触れながら育ってきたカントだったが、一年前の父親の突然の死をきっかけにアイヌの活動に参加することをぴたりと止めてしまう。エミは、カントがアイヌ文化から離れていくことに戸惑いながらも、何かを無理強いすることはせずにカントをそっと見守っていた。
アイヌ文化と距離を置く一方で、カントは友人達と始めたバンドの練習に没頭し、翌年の中学校卒業後は高校進学のため故郷を離れることを予定していた。
亡き父親の友人で、アイヌコタンの中心的存在であるデボは、そんなカントの状況を不満に思っていた。デボは、カントを山での自給自足のキャンプに連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教えこもうとする。
デボが伝えようとすることに少しずつ理解を示すカントを見て喜ぶデボは、アイヌの精神世界を更に教え込もうと、密かに育てていた子熊の世話をカントに手伝わせるようになる。世話をする内に子熊への愛着を深めていくカント。しかし、デボは長年行われていない熊送りの儀式、イオマンテの復活のために子熊を飼育していた。
監督・脚本:福永壮志
出 演:下倉幹人、秋辺デボ、下倉絵美、OKI、結城幸司、三浦透子、リリー・フランキーほか
製 作:シネリック・クリエイティブ、ブースタープロジェクト
共同製作:日本映画専門チャンネル
配給・宣伝:太秦 2020年 / 日本・アメリカ・中国
公式サイト: http://ainumosir-movie.jp/
『LISTEN』
2016年 / 日本 / 58分 / DCP / サイレント
世界には音楽が溢れている。
しかしあなたのまだ知らない音楽があるとしたら
この映画は無音であり、言語は手話である。耳の聞こえない聾者(ろう者)たちが自ら「音楽」を奏でるアート・ドキュメンタリーだ。楽器や音声は介さない。彼らは、自身の手、指、顔の表情から全身に至るまで、その肉体を余すことなく駆使しながら視覚的に「音楽」空間を創り出していく。出演者は国内外で活躍する舞踏家から、演技経験のない一般の聾者まで多彩な顔ぶれが集まる。彼らは各々に「音楽が視える」と語り、「魂から溢れ出る“気”のようなもの」から「音楽」を感じるという。複数の手話詩を交えながら「四季」を表現する初老の男性、木々のざわめきの中で風を歌う少女、波打つ浜辺で魂を叫ぶ女性、親密な愛情を共鳴させる夫婦……。
共同監督・撮影・制作:牧原依里・雫境(DAKEI)
出 演:米内山明宏、横尾友美、佐沢静枝、野崎誠、今井彰人、岡本彩、矢代卓樹
雫境、佐野和海、佐野美保、本間智恵美、小泉文子、山本のぞみ、池田華凜
池田大輔
配 給:アップリンク 宣伝:聾の鳥プロダクション
協 賛:モルデックスジャパン
公式サイト: https://www.uplink.co.jp/listen/
札幌国際短編映画祭 presents 2022年開催記念プログラム 『シンパシー』
札幌国際短編映画祭 presents 2022年開催記念プログラム 『アート&ポテンシャル』
音楽
音楽監修:メウツリ
北海道札幌を拠点に、「つい目移りしてしまう音楽の集合体」をコンセプトに掲げて活動する音楽コミュニティ。
参加アーティストの広報活動や、ニュートラルな遊び場をコンセプトに開催する「週末○○文化祭」の企画・実行などを行っています。
goethe
2020年結成。樋口太一(vo.gt)、永江碧斗(key)、加藤拓人(ba.gt)で結成し、その後、相蘇勇作(dr)が加入。4人で札幌を中心に活動している。
R&Bやソウル、ジャズ、ファンク、ロックなどのエッセンスを折り混ぜ日本語の響きで昇華させた、どこか不思議で心地いいサウンドが持ち味。
2021年に入ると本格的に活動を開始し、3月には1st Digital Single 『アイスクリーム』をリリース。6月には2nd Digital Single 『恍惚』を発表し、現在も精力的に活動を行なっている。
望月起市
「優しい祈り 静と動の真ん中」をコンセプトに、ガットギター・電子エフェクトを主な手段として用いて音楽を展開するSSW。繊細で穏やかな歌唱と叙情的な言葉の表現を伴った音楽は一聴の価値あり。
おかもとえみ
東京都板橋区出⾝ シンガー / ベーシスト/ ソングライター。⾝⻑153cm。ゾンビ好きの元ギャル。
ソロシンガーとして活動する傍ら、フレンズのメインボーカルを務める。⽇本⼤学芸術学部卒業。10代の頃から⾳楽活動を始め、THEラブ⼈間のベーシスト、ボタン⼯場のボーカルを務める。2014年からソロ活動を本格的にはじめ、⾃主制作EPを発売後、翌年2015年にミニアルバム「ストライク︕」をリリース。その後デジタルシングル「POOL」をリリース。ソロ活動と並⾏し、神泉系バンド、フレンズを結成しフレンズとしての活動が盛んになる。また、ボーカリスト、そして作家としても、さかいゆう、Sexy Zone、M!LK、吉⽥凜⾳から、FRONTIER BACKYARD、illmore、DJ HASEBE、PARKGOLF、TSUBAME、fox capture plan等、ポップスからヒップホップ〜クラブ系のアーティストの作品に参加し、ジャンルを超え活動の場を広げている。2019年にソロ1stアルバム「gappy」を発売。
碧海祐人
メロウでジャジーなムードを携えた情緒的なサウンドと海外のインディR&Bなどからの要素も感じ取れるような、繊細さと気怠さを混在させた歌声で早⽿のリスナーから早くも注⽬の的となっている「碧海祐⼈」。2020年9⽉にリリースしたEP「逃避⾏の窓」がリリースから1ヶ⽉で20万回再⽣を記録。
Spotifyでは注⽬の新⼈を集めた「Early Noise Japan」や「 New Music Wednesday」などの⼤型公式プレイリストに並び、ドラマーの⽯若駿が客演した楽曲「⼣凪、慕情」はプレイリストカバーに選出される。
同年12⽉には配信限定EP「夜光雲」をリリース、ポップスからブラックミュージック、シティポップやフォークに⾄るまで多様な⾳楽ジャンルを投影した作品は各ラジオ局で2021年ネクストブレイクアーティストとしてパワープレイされる。
ダンス
石井則仁 (振付家 / 舞踏家 / DEVIATE.CO芸術監督)
1984年生まれ、東京都出身。17歳からストリートダンスを踊り始め、様々なダンスコンテストにて入賞。スガシカオやDJOZMA、坂本冬美や中村美律子など数々のアーティストのバックダンサーやCM・テーマパークダンサーなどで活躍後、2006年活動場所を舞台空間へ移行。過去にBABY-Q・大橋可也&ダンサーズ・辻本知彦・大駱駝艦・Antibodies Collective・康本雅子など、様々なDance CompanyやDance Artistの国内外の公演に参加する傍ら、蜷川幸雄や宮本亜門の演劇作品にも出演。2006年よりコンテンポラリーダンスを辻本知彦に師事。2010年より舞踏を天児牛大に師事。2007年よりソロ活動を開始し、現代人の肉体に宿る狂気と普遍性のある美をコンセプトに人間の心理に働きかけ、社会の真理を問う舞台芸術作品を作り続ける。2013年ソウルインターナショナルコレオグラフィーフェスティバルにて当時の総合準優勝のJury Prizeを受賞。韓国・イスラエル・シンガポールなど多くの国で再演をおこなう。2015年 同フェスティバルにて総合準優勝のSCFアワードを受賞。初の2度受賞という快挙を遂げる。2010年 コンテンポラリーダンスの殿堂と呼ばれるパリ市立劇場を創作拠点とし、世界45カ国のべ700都市以上で公演をしている舞踏カンパニー山海塾に在籍し、自身の活動も含め27カ国75都市以上で公演を行う。2013年に山海塾が国際交流基金賞を受賞。近年では「卵熱」「HIBIKI」のソロパートも担う。2021年、元バレエダンサーの草刈民代が芸術監督を務めた「CHAIN of INFINITY」公演に振付家として参加し、舞踏の新しい一面を提示すると共に、多大な評価を得る。ダンサーの活動と並行して2012年にDEVIATE.CO(プロデュースカンパニー)を立ち上げ、多くの企画を実施。近年ではイタリア・スペイン・韓国・アメリカ・ロシアなど、海外のアーティストを招聘し関東・地方にてダンスシーン向上・一般市民がダンスに触れるプロジェクトを多く展開している。2017年より空間美術展&舞踏公演「がらんどうの庭」を開催。松本・札幌にて行い続け、2020年には長野県松本市の松本PARCOにて開催。舞踏作品「がらんどうの庭」はスペインでも公演を行う。職種を超え、海外のカルチャー雑誌のモデルやブランドのモデル、物理学の格子欠陥協会や日本触覚協会、SMの緊縛など、様々な業種とコラボレーションし舞踏の認知拡大・活動場所の開拓をしている。
公式サイト: http://norihitoishii.com/Profile.html
Twitter: https://twitter.com/IshiiNorihito
OBA / 小畑大左衛門
鎌倉市腰越生。 国際製菓専門学校卒業。BroadwayDanceCenterNY留学。 クラシックバレーとジャズを学ぶと同時にマイケルジャクソン キャプテンEO に出演していたPopDance(通称ロボットダンス)の第一人者、「Jazzy J」を師とする。国内外のダンスバトル・コンテストに出場し数々の優勝を果す。 より本質的なストリートダンスを体得すべくオーストラリア メルボルンへとスト リートパフォーマンスの旅にでる。帰国後、ポッピングダンスで鍛 えてきた技術を活かしつつ己が持つ身体にこそ宿る唯一無二の身体表現を追求し開拓。 2016年春、新国立劇場主催 「Hybrid – Ryhthm & Dance」に出演。同年秋、同公演のスペイン バスクツアーに出演し大盛況のうち終演。 2017年~2018年、「進撃の巨人」アニメ・映画の主題歌を担当するLinkedHorizonの全国ライブツアー「進撃の軌跡」にダンサー出演、新ダンス ジャンルと昇華した「進撃のダンス」に貢献。また、主演映画「 BAKEMONO 」は世界5カ国16部門で受賞し活躍の場を広げる。 NPO法人共有空間代表理事。鎌倉クリエイティブスタジオ「SeeSaw」設立者。受賞歴多数。
公式サイト:http://obadance.com/
Twitter: https://twitter.com/OFunkster
手話×謎解き
月夜の空想ミュージアム〜特別編〜
ようこそ、森のパーティーへ これはあなただけの秘密の物語。
札幌芸術の森野外美術館—この森には知られざる秘密がある。 夕日が山に沈み、星が瞬くころ、彼らは固く瞑っていた目を開ける。 日中は沈黙したままの姿で、訪れる人々をもてなす作品たちだが、夜は森の住人として自由に動き始めるのだ。 彼らがひとときを楽しむ穏やかな夜の森ー そんなある日、森の番人である《コタンクルカムイの詩》から君に手紙が届いたー 僕の大切な友人である君を夜の森のパーティーに招待するよ。 この森では視覚言語でやりとりをするのだよ。 僕たちの世界を一緒に楽しもう。
今宵、君は夜の森を訪れたー 一般社団法人異言語Lab. 「異なる人」や「異なる言語」を通じた、能動的なエンターテインメントと 「伝え合う」をテーマにした芸術文化体験を提供し、世界中の人々と“新しい価値”をうみだす。
異言語Lab.とは、異なる言語を使用する者同士からうみだされるコミュニケーションの試行錯誤、ひとつひとつの言語の魅力を探り合い、新しいコミュニケーションのカタチを提案していくラボラトリーです。 異言語Lab.では、目の前の人に自分の想いを伝えるためにはどんな方法があるのか、言語の壁を超えるコミュニケーションのカタチを創り出していきたいと思います。
「つたえあう」そんな人々の創意工夫からうみだされてきた言語の豊かさ、視線や頷き、身体表現、雰囲気といった領域を実践を繰り返しながら形にし、その表現の魅力を提案していきます。
公式サイト:https://www.igengo.com/