これからの未来を切り開くウェビナーシリーズDeep Dialog。
今回は10月に波紋を呼んだ話題を取り上げます。
テーマ:北海道のお米が美味しくなった本当の理由
「温暖化したおかげで北海道のコメは美味くなった」
2021年10月25日、北海道で政治家が発言した内容が波紋を呼んでます。
この発言に対し北海道農民連盟は「全国でも北海道米が高い評価を得ているのは、全道挙げて米の品種改良を重ね、官・民・農が一体となって協力し、“北海道ブランド米”としての地位を確立した結果であり、 今までの北海道米を作る生産者の努力と技術を蔑ろにするような発言は断じて許されない、強く抗議する。」と抗議の談話を公開しました。
かつて「やっかいどう米」とまで揶揄された北海道のお米が、今のように美味しくなって全国に流通するまでの過程は、いったいどんな道のりだったのでしょうか。
今回のDeep Dialogでは抗議の談話を発表した北海道農民連盟から中原浩一書記長、コメの収穫後技術などをご専門とされている北海道大学農学研究院の川村周三研究員・元教授を招いてお話をうかがいます。
Deep Dialogとは
NoMaps Conferenceチームにより2020年にスタートしたウェビナーシリーズ「Deep Dialog」は、日々私たちを取り巻く環境が大きく変化している中、よりよい未来を共につくっていく為にあらゆるテーマや課題について対話を通じて考えを深め、今後の行動のきっかけにつなげていく為の創造的コミュニケーションの場としてスタートしました。
Deep Dialogは2021年7月から装いも新たにリニューアルして再始動!トークはオンラインで公開され、無料でご覧いただくことが可能です。
開催概要
日時 | 2021年11月25日(木)19:00〜20:00 |
開催形式 | オンライン(NoMaps YouTubeチャンネル) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 事前申し込みは不要です。直接こちらのYouTube Liveリンクからご覧ください。 |
ゲスト
中原 浩一(北海道農民連盟 書記長 / 有限会社NKファーム 会長)
1961年和寒町生まれ。道立和寒高等学校卒業後、アルバイトをしながら父の農業を手伝い、30歳で父から経営を移譲する。自分で作った農産物を直接販売するため、2005年に「(有)NKファーム」を設立。2019年に長男へ経営移譲し、現在は会長として経営に携わる。農業の傍ら農民運動の組織活動にも関わり、全上川農民連盟委員長を兼務しながら、約21,000戸の農業者団体である北海道農民連盟の書記長として、生産現場の意見・要望を聞きながら、その時々の農政を踏まえ要請内容をまとめ、各省庁や国会議員、道庁、道議会議員、農業関係機関等へ要請活動を行っている。現在、北海道農業青色申告会会長や和寒町議会副議長なども務める。
川村 周三(北海道大学 農学研究院 研究員・元教授 / 北海道食文化研究会 会長)
広島県広島市生まれ。高校卒業後,北海道と北海道大学農学部にあこがれて札幌へ。北海道大学大学院修了後に先生となり,定年まで勤める。美味しくて安全で健康に良い食べ物をメインテーマとし,とくに米の収穫後の乾燥調製貯蔵加工技術と食味の研究,青果物の貯蔵や鮮度保持の研究,おいしい牛乳の研究,食品の殺菌や微生物制御の研究をしている。