微生物がつくる健康社会
最先端の基礎研究で得られた成果は、社会に還元され、人々の生活を豊かにしてきました。今回は、胃腸の病気のみならず、アレルギー、メタボリック症候群、さらには脳神経疾患など多種多様な病気の原因となっていることが明らかになってきたと話題の腸内細菌を通して、基礎研究の社会実装についてベンチャー企業と基礎研究社それぞれの立場からお話をうかがいます。
開催期間 | 2024年9月15日(日) 10:00~10:45 |
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場所 | 北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウ |
参加方法 | 無料 |
ゲスト
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バイオインフォマティクス研究者としてキャリアを始め、のちに自身が関わった研究で2008年に北海道大学発ベンチャーを製薬企業とともに創業、約6年間ニュージャージー州でバイオインフォマティクス責任者を務める。その後、日系大手消費財企業、米系ベンチャーキャピタル、日系ベンチャーキャピタルで新規事業・スタートアップ投資を行う。
2020年にメタジェンセラピューティクス(MGTx)を創業しCEOとして日本のアカデミア・企業発のマイクロバイオーム医療・創薬シーズの事業化を目指して奮闘中。
上川郡東川町在住。札幌市バイオビジネスアドバイザーとして地元のバイオイノベーションエコシステム構築活動も行う。 -
腸内細菌の乱れは、肥満や糖尿病、うつ病や自閉症などの発症に関与することがあり、ヒトのカラダに大きな影響を与える。
腸に存在する「αディフェンシン」という免疫物質が腸内環境のバイオマーカーとなりうる可能性を解明。
「αディフェンシン」と生活習慣などが大きく関わることに注目し、研究を続けている。
モデレーター
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大阪生まれ、奈良育ち。北海道大学獣医学部卒業。学部では、鳥インフルエンザウイルスを研究。現在は国際感染症学院にてコウモリのウイルスを研究している。アウトリーチ活動にも関心を持ち、現在、科学技術コミュニケーター養成プログラムを受講している。
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