灯油配送回数を48%削減したIoT、自家幹細胞で脳梗塞治療――札幌でピッチコンテスト by ASCII

Date : 2019/12/03

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ASCII START UPによるNoMapsレポートがアップされています。
NoMaps2019 セッション「"NoMaps NEDO Dream Pitch" with 起業家万博」の取材記事です。


北海道経産局とNEDOがビジネスプランコンテスト開催、スタートアップ12社が参加

灯油配送回数を48%削減したIoT、自家幹細胞で脳梗塞治療――札幌でピッチコンテスト

2019年11月24日 07時00分更新   文● 松下典子 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP

経済産業省北海道経済産業局とNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2019年10月16日、ビジネスプランコンテスト「"NoMaps NEDO Dream Pitch" with 起業家万博」を札幌市のACU-Aにて開催した。このコンテストは、優れた技術シーズやアイデアを基に事業化を目指すスタートアップの支援を目的としたもの。全国から12チームが参加し、灯油の残量センサーで配達コストを削減するサービスを発表したゼロスペック株式会社が最優秀賞とNICT賞をダブル受賞した。

 本ピッチ本番へ向けては、2019年6月17日~8月21日までビジネスプランを募集し、一次審査を通過したチームには、集合研修と個別メンタリングを実施した。ピッチコンテストの優秀チームから「NEDO TCP 二次審査会」(2019年12月開催)および「起業家万博全国大会」(2020年3月開催)への進出チームが選ばれる。

 株式会社BREAKTHROUGH、株式会社ファーストコネクト、リセットカンパニー株式会社、北海道マリンイノベーション株式会社、チーム:LINAS、ゼロスペック株式会社、株式会社MILE SHARE、株式会社RAINBOW、ティ・アイ・エル株式会社、株式会社FP-MYS、5ミリ雪プロジェクト、株式会社RESAの全12組の参加チームが行なった各7分のピッチを模様をお届けする。
 

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林業は非常に危険な職業で人手不足も深刻だ。林道は細く、見通しも悪いため死傷事故が起こりやすい。森の中は通信圏外エリアも多く、救出が遅れることもある。株式会社BREAKTHROUGHは、林業の安全性や業務効率を向上するため、木や土場の状況、危険情報などの情報をカスタムマップで共有する林業専用ICTプラットフォーム「Soko-coフォレスト」を開発。危険な場所に接近すると警告する機能やメッセージ機能、電波の届かないエリアでも位置情報を把握できるGPSレシーバーにより、重大事故の防止と作業の効率化を図る。