札幌国際短編映画祭がお届けする “地域 x 映画” をテーマとしたスペシャルトークセッションです。
一昨年(2021年)、札幌国際短編映画祭にて国際審査員と務めた映画監督の岩井俊二さんが、審査員での北海道訪問をきっかきに十勝にて劇場公開映画『キリエのうた』を制作されました。国際映画祭が持つ機能や地域に対する役割を紹介しながら、ゲストに『キリエのうた』の岩井俊二監督と水野昌プロデューサーをお迎えし、地域と共に映画を創る魅力、そして十勝で制作された『キリエのうた』の魅力に迫ります。
※岩井俊二さん、水野昌さんはオンラインでのご参加となります。
※本セッションはインターネット生配信・アーカイブ公開を行いません。
ゲスト
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岩井 俊二
1988年よりドラマやMV、CM等多方面の映像世界で活動を始め、その独特の映像は、“岩井ワールド”と称され注目を浴びる。93年『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』がテレビ作品にも関わらず日本映画監督協会新人賞を受賞。初の長編映画『Love Letter』は、アジア各国で熱狂的なファンを獲得。2012年には、東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』の作詞を担当するなど活動は多彩。主な監督作品に『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。最新作『キリエのうた』が10月13日に公開予定。
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水野 昌
『ヴァンパイア』(10)を皮切りに、その後の主な岩井俊二関連作品にスタッフとして参加。プロデューサーとして関わった作品に、ドラマ「なぞの転校生」(14)、映画『花とアリス殺人事件』(15)、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、『ラストレター』(20)、『8日で死んだ怪獣の 12日の物語 劇場版』(20)などがある。夏野嗣実名義で脚本を手がけた作品に、ショートムービー『チャンオクの手紙』(17)、『夢で会えても』(20)がある。
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本間 貴士
- 札幌国際短編映画祭(SAPPORO SHORT FEST)マネージング・ディレクター/プロデューサー
2000年より映画祭の運営に関わり2006年にSAPPOROショートフェスト実行委員会実行委員、2007年より事務局長を務める。2016年からはNoMaps実行委員会 事務局、札幌国際短編映画祭担当。運営・制作から海外関係者との窓口も担当し、国際審査員として海外の映画祭にも参加している。映画祭の上映プログラミングではドキュメンタリーを中心に担当している。
また、芸術家の滞在制作支援を行うnpo S-AIR理事。過去にApichatpong Weerasethakul(THA)、Royston Tan(SG)、Dmitri Prigov(RUS)など、多数のメディア/ファイン・アーティストの制作サポートをしてきた。直近では、絵本作家そらさんと造形作家宍戸輝彦さんの「Ehon Animation Studio」新作アニメーションプロジェクトをプロデューサーとしてサポートしている。
モデレータ
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倉本 浩平
- 札幌国際短編映画祭 プロデューサー / ものかたり株式会社 代表取締役 / 北海道科学大学メディアデザイン学科 教授
2006年立ち上げ時より札幌国際短編映画祭の運営に携わる。札幌市のクリエイティブ支援施設Inter x cross Creative Centerにてアシスタント・コーディネーターを務め、映画プロジェクトなどをプロデュース。映画撮影コーディネーターとして、国内外の映画プロジェクトの北海道ロケをサポート。現在は、北海道科学大学メディアデザイン学科にて 地域x映像 を研究しながら、2022年に設立したものかたり株式会社にてクリエイティブプロダクションを行っている。映画『キリエのうた』では、十勝撮影のコーディネーターを務める。