新しい産業を担うスタートアップ企業の存在は、地域の持続的な成長のために必要不可欠です。日本でも、政令指定都市を中心にスタートアップ企業への支援が活発になり、その裾野は確実に広がりをみせています。
その一方で課題も多く、自治体の支援によってスタートアップ企業を次々と生み出し、各企業が成長していくという一連のエコシステムについては、まだ確立されているとは言い難い状況です。
NoMapsで新たに行う「Local Startup Ecosystem Summite Supported by NewsPicks Re:gion」では、札幌市をはじめ、神戸市、名古屋市、仙台市、新潟市それぞれでスタートアップ施策を牽引するリーダーが集い、地域とスタートアップが共創してつくりあげる未来について徹底議論します。
ゲスト
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齊藤 祐一
2011年に神戸市役所入庁。税務部門、広報部門(シティプロモーション・報道対応)を経て、都市銀行に出向し、主にスタートアップ支援や法人営業に従事。 2021年に市役所内のスタートアップ支援部門に帰任し、外部専門人材の採用企画、予算編成、全体運営などの統括業務から、ひょうご神戸エリアにおけるスタートアップ・エコシステム形成促進のため、他都市ならびに関係省庁との連携や、コンソーシアム運営、イベント企画等官と民の橋渡し役としての役割を担う。
https://life-techkobe.com/
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正木 彩恵子
名古屋市役所入庁後、区役所窓口から企業誘致など各種業務を経て、2020年より、(公財)名古屋産業振興公社へ派遣。市内インキュベーション施設の運営を通して、現場でベンチャー企業の支援に携わる。 2022年より、名古屋市役所に戻り、スタートアップ支援室に配属。スタートアップ・エコシステムの構築に向け、事業会社とスタートアップの共創プログラム、イノベーター創出のためのアクセラレーションプログラム、グローバルスタートアップを目指す起業家のためのマインドセットプログラムなどを担当。
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稲舟 基久
経済産業省にてJ-Startup地域展開の創設 やスタートアップ大賞の運営を通してスタートアップエコシステムの強化に従事。 現職にて東北地域のスタートアップ支援を行う。
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生浦 純
新潟県新潟市出身。 新潟市役所入庁後、2007年より新潟県の産業支援機関へ派遣。起業支援や産学官連携による研究開発支援を経験する。 2009年に新潟市役所に戻り、(公財)新潟市産業振興財団の職員を7年間に渡り兼務する。 研究開発支援では、財団として初めての競争的資金獲得を果たし、プロジェクト推進の過程で支援機関がリソースを出し合うことの大切さを体感する。また、仲間と共に起業・経営相談件数を3年間で約2倍強とする過程で、新規事業創出の必要性を実感する。 農産物販促支援や観光政策に携わった後、2023年より現職。 再び、起業支援や中小企業の新規事業開発支援に取り組んでいる。
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伊藤 諒
広告代理店、製薬会社、モビリティ系スタートアップを経験後、札幌にUターンし、行政側よりスタートアップ支援を実施。
モデレータ
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宇都宮 竜司
- 株式会社アルファドライブ 地域共創事業部 / 株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社長
京都大学院化学工学専攻修了。リクルートで営業と採用を担当の後、リクルートホールディングスに出向。スタートアップ支援プログラムのコミュニティマネージャーとして総計300チーム以上を支援。2017年に高知県に移住し、IT関連企業にて新規事業開発の部門の立ち上げ、複数の新規事業の企画・推進、全社経営戦略の策定等を行う。地域の中小企業における新規事業開発を活性化し、地域経済の成長に貢献したいという思いからアルファドライブに参画。2019年、アルファドライブ高知の代表に就任。高知県を含む地域の中小企業の新規事業開発、オープンイノベーション推進、創業支援から、大手企業向けの新規事業支援まで幅広く活動中。