文化芸術の世界は、言葉にできない感動を生み出していく。しかし、社会の価値を測る指標は言葉よりも粒度がはるかに荒く、文化芸術の多様な価値は社会からこぼれ落ちていく。これは文化芸術に限った話ではなく、地域活動や保全活動、教育分野にも言えます。
短期的な経済価値だけでなく長期視点から求められる多様な価値をすくう技術について考えます。
※本セッションの様子はインターネット生配信を行います。こちらのNoMaps YouTubeチャンネルからご覧ください。
主催 株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所(BSPI)
NoMaps実行委員会
協力 小樽商科大学
Ozone合同会社
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ゲスト
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高橋ミレイ
- CuePoint LLC Representative Director /
- CEO
合同会社CuePoint代表。編集者、リサーチャー。エンタメ×AIに特化した最新の研究やニュースを発信するメディア「モリカトロンAIラボ」編集長。2021年より東京大学次世代知能科学研究センター主催イベントの企画運営を担当。人工知能学会倫理委員。国内外のエンターテインメント産業におけるAIの開発導入例や、新技術の社会実装に伴うさまざまな課題、オンラインプラットフォームを活用した社会活動などについて取材を行う。編著書『RE-END 死から問うテクノロジーと社会』。2017年よりゲーム研究読書会を主宰。
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庄司昌彦
専門は情報社会学・情報通信政策。中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程修了の後、2002年より国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)研究員。同准教授・主幹研究員を経て2019年より武蔵大学社会学部メディア社会学科教授。2023年からは武蔵学園データサイエンス研究所副所長も務めている。デジタル庁オープンデータ伝道師、総務省「地方自治体のDX推進に係る検討会」座長を務める等、さまざまな会議やプロジェクトを通じて行政や地域社会のデジタル化に関わっている。その他、技術と社会の対話プラットフォーム「HITE-Media」プロジェクト研究代表なども務めている。
モデレータ
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山峰 潤也
株式会社NYAW代表取締役
東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて、キュレーターとして勤務したのち、ANB Tokyoの設立とディレクションを手掛ける。その後、文化/アート関連事業の企画やコンサルを行う株式会社NYAWを設立。主な展覧会に、「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」、「霧の抵抗 中谷芙二子」(水戸芸術館)や「The world began without the human race and it will end without it.」(国立台湾美術館)など。また、avexが主催するアートフェスティバル「Meet Your Art Festival “NEW SOIL”」、文化庁とサマーソニックの共同プロジェクトMusic Loves Art in Summer Sonic 2022、森山未來と共同キュレーションしたKOBE Re:Public Art Projectなどのほか、雑誌やテレビなどのアート番組や特集の監修なども行う。また執筆、講演、審査委員など多数。2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員。写真:松岡一哲