急速に変化していく現代社会に対応するため、教育改革が進められています。その”一丁目一番地”が高校の普通科。従来の教室に引きこもって学ぶ閉鎖的なスタイルから、生徒が地域で活動するフィールド型、プロジェクト型の学びである「探究の授業」の導入が少しずつ拡がっています。果たして、従来型の学習観からの脱却はうまくいくのでしょうか。道内の高校教員の実践事例や苦悩から、未来を担う若者たちの”教育の現在地”をリアルに紐解くセッション。
開催概要
日 程 | 2021年10月17日(土)13:00~14:00 ※当初発表より時刻が変更となりました |
配 信 | NoMaps YouTubeチャンネル【チャンネルA】 |
チケット |
※2021/10/25追記:アーカイブをNoMaps YouTubeチャンネルで無料公開中!視聴はこちら リアルタイム視聴:無料(事前登録推奨) |
登壇者
加藤 孝志
北海道七飯高等学校 司書教諭
1970年生まれ。1995年採用(国語)、湧別→帯広農業→室蘭栄→札幌西陵勤務を経て、教職27年目。早くから協働・探究型学習を取り入れ、学校図書館の利活用を軸にした情報活用能力、論理的・批判的思考力伸長の実践に取り組む。2020年七飯高校着任。2021年より総合的な探究の時間主担当。学校を地域に開き、社会的・文化的リソースを取り込むことで、生徒・教職員のマインドセットを変えたいと思いをめぐらせている。
長井 翔
市立札幌藻岩高校 1年次主任 探究委員会副委員長
おもいを紡ぐ共育者・協育者。北海道岩見沢市出身。岩見沢東高校→北大学理学部数学科→札幌市立高校(数学教員)。初任校の札幌開成高校(現:開成中等教育学校)ではコズモサイエン科やSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の運営に関わり、国内外研修プログラムの企画や引率を経験。2017年に札幌藻岩高校へ異動してすぐに学校改革検討委員として新しい学校づくりに邁進。2019年に新設した探究委員会の委員長として学校全体の総合探究を総括。地域連携コーディーネーターとして、校外のプロジェクトにも参加。その活動のひとつは市立高校連携事業「まなびまくり社」として発展し、実行委員として高校生や大人と共にまなびまくる日々を送っている。
堀口 人士
北海道帯広三条高等学校 教諭
教員歴12年(理科・生物)。前任校の北海道弟子屈高等学校において、“わかりやすい講義型授業”の限界に気がつき、グループワークを中心とした学び合いの授業へ転換。授業外では小中高の連携事業に関わり、地域を活用した探究的な活動を実施。2017年より現任校に赴任。2018年・2019年の国立教育政策研究所の教育課程研究指定校事業の校内チーフとして、「生徒が主体的に学び、思考力・判断力・表現力を身につける授業方法」に関する研究に取り組む。現在も主体的・対話的で深い学びの実現を目指す。現在は探究推進部部長として、北海道CLASSプロジェクトや総合的な探究の時間の計画に関わる。
コメンテーター
太田 稔
北海道登別明日中等教育学校 教諭
教職歴20年目。平成30年より現職。令和元年度より、文部科学省指定事業「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」担当として、地域と協働しての課題探究を推進。発信力・行動力ある生徒たちが前面に出る活動を展開している。前任校である岩手県立盛岡第一高等学校でもスーパーグローバルハイスクール事業の課題探究を担当し、地域の教育資源を活用する仕掛けを実践した。異なる性格の学校、異なる地域で探究活動を設計した経験を有している。
司会進行
江口 彰
特定非営利活動法人いきたす 代表理事
1975年旭川生まれ。北海道大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。学生時代の課外活動を実践研究するため同大学で短編映画制作や映画祭など多数のプロジェクトを創設。大学生に向けてPBLを駆使した活動を中心にキャリアに関する教育活動を手がけ、2011年より北海道で「カタリ場」の授業を展開。これまで全道各地で累計2万5千人以上の生徒に授業を届け、現在は高校の「探究の授業」等にも関わる。特定非営利活動法人いきたす 代表理事、NoMaps実行委員会 実行委員、NPO法人北海道コミュニティシネマ札幌 理事、北海道教育大学 非常勤講師、北海道札幌西高等学校 探究アドバイザー。
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