今年のコンセプト
今年のNoMaps FOODのコンセプトは「食の縦と横が、交差する一日」です。
生産者、製造加工、物流、飲食小売、消費者という食の「縦軸」に、観光、テクノロジー・投資、文化・メディア、健康・医療、地域・政策という「横軸」が交わる。農業でも、外食でも、フードテックでもない。その交点にこそ、新しい価値と市場が生まれると私たちは考えています。
AIとロボティクスが効率を極限まで高めた2026年。それでも、最後の一口に込められた想いや、生産者と料理人の約束、食卓のご縁は、人間にしか紡げません。NoMaps FOODは、テクノロジーを「繋がりの増幅器」として活かし、出会いと対話を促します。
NoMaps FOODが目指すもの
NoMaps FOODは、生産から消費までの食のすべての階層が、一日・一会場で交わる「食文化産業」の祭典です。
畑や海の現場に立つ人、加工や流通を担う人、料理をつくる人、そして食べる人。ふだんは同じテーブルにつかない立場の人たちが、同じ会場で顔を合わせ、同じものを食べ、同じ問いを聞く。その距離の近さが、次の取引や、新しい商品や、これから始まるプロジェクトにつながっていきます。
北海道・札幌から、日本の新しい基幹産業「食文化産業」を世界へ。食の縦と横が交差し、世界に誇る食の都市が育つ場を目指します。
開催概要
- 日程:2026年9月26日(土)10:00〜15:30
- 会場:エア・ウォーターの森(〒060-0008 北海道札幌市中央区北8条西13丁目28-21)
- 主催:NoMaps実行委員会
- 参加費:マルシェ・試食会などは入場無料。トークセッションの聴講にはNoMapsパスポートまたはチケットが必要です
- パスポート・チケット:https://no-maps.jp/2026/ticket
- FOODプログラム一覧:https://no-maps.jp/2026/program_category?id=5
一日・一会場で、10のプログラムを展開
会場となるエア・ウォーターの森では、終日開催のマルシェと大試食会、5本のトークセッション、そして生産者・子ども・学生が主役になる参加型プログラムを、同じ建物のなかで同時に展開します。フロアを行き来しながら、買って、食べて、聞いて、話す。一日を通して食の全体像に触れられる構成です。
終日開催のプログラム
超・桑園マルシェ

つくった人から、直接買える。
- 日時:9月26日(土)10:00〜
- 会場:エア・ウォーターの森 1F インナーパーク
- 参加費:無料
全道から生産者が集まる、一日限りの直売所です。野菜、果物、乳製品、水産物。育てた本人、獲ってきた本人が店先に立ち、対話しながら販売します。どう育てたのか、どう食べるのが一番うまいのか。スーパーの棚では聞けないことを、その場で本人に聞ける。それがこのマルシェのいちばんの価値です。昨年から出展者を大幅に増やし、今年は全道から9団体が集結。まだ食べられるのに行き場を失っていた食材を販売する「フードロス即売会」も同時開催します。入場無料、出入り自由。買って帰るのはもちろん、その場で味わうこともできます。
出展者
- 中仙道怜農園(栗山町)/極上メロン、宝石とうもろこし、栗超かぼちゃ、雪の下野菜など
- Ambitious Farm株式会社(江別市)/年間100品目以上の野菜と米
- やぶかわ農園(士別市)/エゾにんにく、ミニトマトなど約30種の野菜と手作り加工品
- 野村ファーム(江別市)/アスパラガス、とうもろこし、かぼちゃなどの朝採り野菜
- SUNNY SIDE FARM(余市町)/葡萄・ベリーなどの果樹、野菜、ハーブ
- 鈴木牧場(広尾町)/日本グラスフェッド規格を取得した放牧牛乳
- YUMEYASAI(石狩市)/じゃがいも、にんじん、ごぼう
- エア・ウォーターアグリ&フーズ/ハム・デリカなどの食肉加工品
- 丸水札幌中央水産株式会社/北海道の水産物
詳細:超・桑園マルシェ
繋がりの大試食会

北海道の作り手の自信作が、一日で全部そろう。
- 日時:9月26日(土)10:00〜
- 会場:エア・ウォーターの森 1F インナーガーデン(ノンアルコール)/2F ラウンジ(アルコール)
- 参加費:無料
伝統的な加工技術でつくられた食品、まだ世に知られていない酒蔵の一杯、食品メーカーの自信作、コーヒー、そして最先端のフードテック食品。全道から22の企業・団体が集まり、その場で味わえる試食・試飲の会場です。1階はノンアルコール、2階はアルコールの二層構成。2階でお酒を楽しまれる方には、受付で年齢確認のうえリストバンドをお渡しします(20歳未満の方への提供はいたしません)。気に入ったら、作り手に直接話しかけてみてください。その一言が、次の取引や新しい商品につながっていきます。
出展企業・団体(順不同・一部抜粋)
- サッポロウエシマコーヒー株式会社/水素焙煎コーヒー
- 株式会社北海道バレル/HB-2.5(北海道ナラ・北海道サクラ)、HB-30(北海道ナラ)
- 旭川ワイナリー/樽熟成ワイン(北海道バレル協業)
- 鷹栖蒸溜所/樽熟成ジン(北海道バレル協業)
- 高橋酒造株式会社/白岳KAORU
- 知床ブランディング/塩と鮭だけの鮭とば
- 十勝グランナッツ合同会社/レトルトゆで落花生
- 株式会社カネカ北海道/ファイターズ勝ちナッツ、ミルフィーユこんぶ
- サンマルコ食品株式会社/キーマカレーセット500kcal、コロモアコロッケ 燻製チーズ風
- 野村ファーム北海道株式会社/スイートコーンポタージュ、ホワイトコーンポタージュ
- 株式会社旬喜野恵(なかじま農園)/東鷹栖産 減農薬米ゆめぴりか
- 株式会社TREASURE IN STOMACH(MOGPOKKE)/玄米パフ入り米粉ビスケット
- 幕別町観光物産協会/大地のほっぺ(チーズ工房NEEDS)
- 剣渕商工会(けんぶち産キヌア推進委員会)/焙煎キヌア
- 晶月商店 合同会社(Café de SOBA 凜)/クラフトチェリービネガー(増毛町産さくらんぼ)ほか
- アクト中食株式会社/カレーパン(菱田ベーカリー)
このほか、サッポロビール、アサヒビール、サントリー、キリンビバレッジ、北海道コカ・コーラボトリング、株式会社MXが出展します。
詳細:繋がりの大試食会
トークセッション
Sapporo × San Sebastian

- 日時:9月26日(土)10:30〜
- 参加:要チケット・パスポート/Presented by さっぽろフードクリエーションズ
- 登壇者:中野 隆介氏(NiquisMiquis オーナー)、澤田 朋和氏(札幌グランドホテル ガーデンダイニング環樂 調理長)、岩間 聡氏(札幌市 経済観光局産業振興部産業振興課長)
- モデレーター:高田 麻衣氏(株式会社Main Tree 代表取締役)
スペイン・バスク地方の小さな港町サン・セバスチャンは、料理人たちがレシピを公開し合い、街ぐるみで「食で稼ぐ」構造をつくることで、世界中の美食家が目指す目的地になりました。では、札幌はどうでしょうか。食材の質も店の数も世界に引けを取らないのに、「食の街」として世界の旅行者の目的地になれているか。つくる人、出す人、街をつくる人という、普段は同じテーブルにつかない三者が顔をそろえます。来場者も食事を手にしながら参加する「食べるセッション」です。
北海道の食は、なぜ東京に負けるのか

- 日時:9月26日(土)11:30〜
- 参加:要チケット・パスポート/Presented by エア・ウォーター北海道
- 登壇者:五十嵐 慎一郎氏(株式会社大人 代表取締役)、伊藤 亜由美氏(株式会社クリエイティブオフィスキュー 代表取締役 プロデューサー)、牧野 克彦氏(アイビック食品株式会社 代表取締役社長)
- モデレーター:棟方 祐介氏(さっぽろフードクリエーションズ 共同代表/エア・ウォーター北海道株式会社)
北海道で獲れたもの、育てたものが東京へ運ばれ、東京の店の名前で値段がつく。一次産品としては圧倒的に強いのに、ブランドも利益も道外へ流れていく。この構図を、私たちは何十年も見続けてきました。問題は品質ではなく「売り方」なのではないか。地域と企業のブランディングを手がける経営者、北海道から全国へタレントとコンテンツを送り出してきた事務所の代表、業務用調味料で全国の外食を支えるメーカーのトップ。まさに売り方で勝負してきた三人が、いま本当に足りないものを言葉にします。
生産者は、なぜ報われないのか

- 日時:9月26日(土)12:30〜
- 参加:要チケット・パスポート/Presented by 日本飲食団体連合会
- 登壇者:玉木 雄一郎氏(国民民主党 代表/衆議院議員)、佐々木 大輔氏(有限会社希望農場 代表取締役)、えなが氏(フードクリエイター)
- モデレーター:高橋 英樹氏(一般社団法人日本飲食団体連合会 専務理事)
資材も燃料も上がり続け、担い手は減り続け、それでも価格に転嫁できない。「農家が儲からない」のは努力や気合いの問題ではなく、制度と流通の設計の問題です。このセッションには、その設計を変えうる立場と、その設計のなかで毎日闘っている立場が同時に登壇します。国政の場で農業政策を論じ続ける政治家、北海道で土に向き合い続ける生産者、生産者と消費者のあいだをつなぐフードクリエイター。政策の言葉が現場に届き、現場の言葉が政策に返る時間です。
美味しいものは、テクノロジーで作れるか

- 日時:9月26日(土)13:30〜
- 参加:要チケット・パスポート/Presented by NTTデータ北海道
- 登壇者:米田 肇氏(株式会社HAJIME&ARTISTES 代表取締役)、田中 宏隆氏(株式会社UnlocX 代表取締役CEO/SKS JAPAN Founder)、小葉松 真里氏(フリーランス農家)
- モデレーター:小林 晋也氏(株式会社ファームノート 代表取締役)
AI、センシング、フードテック。テクノロジーは生産の現場も調理の現場も確実に変えつつあり、数値化できることの範囲は広がり続けています。けれど、ひと口食べた瞬間に思わず言葉を失う、あの体験まで設計できるのでしょうか。酪農・農業のデータ経営を切り拓いてきた経営者が進行役に立ち、世界から評価を受ける三つ星シェフ、フードテックの世界潮流を追い続ける論客、自ら畑に立つ農家が向き合います。テクノロジー側と感性側が真正面からぶつかる50分です。
なぜ日本の食産業は、世界に勝てないのか

- 日時:9月26日(土)14:30〜
- 参加:要チケット・パスポート/Presented by VIBES – 北海道飲食業経営審議会
- 登壇者:石丸 伸二氏(ReHacQ九州支局長)、加藤 修氏(札幌市 副市長)、塚原 敏夫氏(株式会社上川大雪 代表取締役社長)
- モデレーター:大坪 友樹氏(株式会社ラフダイニング 代表取締役)
日本の食は世界中で「美味しい」と評価されています。しかし産業として見たとき、グローバル市場での収益性、ブランド構築力、生産性で、日本は世界のトッププレイヤーにはっきりと後れを取っています。品質は世界一なのに産業としては勝てていない。この見えない壁の正体は何なのか。前半で内向きの産業構造や「品質が良ければ売れる」という幻想を洗い出し、後半では世界基準のブランディング、官民連携、マインドセットの転換にまで踏み込みます。NoMaps FOOD 2026を締めくくる、最も挑戦的な問いです。
参加・体験プログラム
生産者「想い」のピッチコンテスト

- 日時:9月26日(土)11:00〜
- 会場:エア・ウォーターの森 2F 小会場A
- 参加費:無料(事前申込制・定員30名)
- 登壇者:柏村 章夫氏(Ambitious Farm株式会社 代表取締役)、中仙道 怜氏(中仙道怜農園 代表)、大川 聖之氏(合同会社やぶかわ農園 代表社員)、千葉 詩織氏(011.farm 代表)、鈴木 敏文氏(鈴木牧場 代表)
生産者が、自分の「想い」といちばん自信のある作物を、簡単な試食とともにプレゼンします。聞き手は料理人とバイヤー。良いと思えばその場で「取り扱います」と宣言する、商談の前段でも展示会の名刺交換でもない、その場で決まるマッチングの場です。どんな土で、どんな気持ちで育てたのか。食べてもらえば一発でわかることが、流通に乗った瞬間に見えなくなってしまう。ここでは、それを本人の口から直接届けます。飲食店・小売店・卸などの食品取扱者の方、生産者の想いを知りたい方のご観覧をお待ちしています。
申込:申込フォーム
子どもたちに、食の未来を。未来の食卓

- 日時:9月26日(土)12:30〜
- 会場:エア・ウォーターの森 1F フォレストキッチン
- 参加費:無料(事前申込制・定員5組)
- 講師:山下 春幸氏(HAL YAMASHITA 東京 エグゼクティブシェフ/一般社団法人日本飲食団体連合会 副代表理事)
ミシュランシェフをはじめとする一流の料理人が、「超・桑園マルシェ」に並ぶ北海道の食材を使って、地域の子どもたちに料理を教えます。使うのは、その日その会場で生産者自身が売っている野菜や乳製品。つくった人が、すぐそこにいる食材です。教えるのはレシピだけではありません。命をいただくということ、手を動かして誰かに食べてもらう喜び。料理のいちばん最初にある部分を、プロの手つきと言葉で伝えます。料理が好きなお子さん、まだ自分でつくったことのないお子さん、親子で何かに取り組む時間を持ちたいご家庭に来ていただきたいプログラムです。
申込:申込フォーム
DO食農プロジェクト:若者がつなぐ、北海道の食と農の実践

- 日時:9月26日(土)14:00〜
- 会場:エア・ウォーターの森 2F 小会場A
- 参加費:無料
- 登壇者:池田 朱里氏(関西大学 社会学部1年/合同会社みいねる 共同代表)、酒井 結鶴氏(合同会社みいねる 共同代表/桜美林大学 教育探究科学群)、阿部 浩太郎氏(北海道大学 文学部4年)、赤松 來美氏(小樽商科大学 商学部2年)
「Do食農」は、食と農に関心を持つ高校生から社会人まで、若い世代が中心となって立ち上がったコンソーシアムです。このセッションで大切にしているのは体験価値。知識として知ることではなく、現場の空気や作り手の想いに五感で触れてもらうことです。北海道の農家のもとで地域の小学生たちと農作業を体験した様子を収めたショートドキュメンタリーの上映と、野菜が育ち、収穫され、加工されて食卓に届くまでを体感するプロセス体験プログラムの二本立て。子どもたちの生き生きとした表情と、農家の生の声を届けます。
詳細:DO食農プロジェクト:若者がつなぐ、北海道の食と農の実践
参加方法・今後の情報
超・桑園マルシェ、繋がりの大試食会、DO食農プロジェクトは入場無料でどなたでもご参加いただけます。5本のトークセッションの聴講には、NoMapsパスポートまたは各セッションのチケットが必要です。生産者「想い」のピッチコンテストと子ども料理教室「未来の食卓」は、定員制のため事前申込をお願いしています。
パスポート・チケットのご購入はこちらから。 https://no-maps.jp/2026/ticket
生産者、飲食店、食品メーカー、小売・卸、行政、投資家、学生、そしてこれからの食に関心のあるすべての方のご来場をお待ちしています。
お問い合わせ
NoMaps実行委員会
公式サイト:https://no-maps.jp
